色をつくる

わたしは中学生時代、美術部に入っていました。


入部して最初に描いた静止画が褒められたときは本当に嬉しかったのを覚えています。

課題で提出した油絵が合唱コンクールの会場に飾られたときも。


ただ、一つ悔しかったことがありました。

それは、「自由に選んだ絵画を模写する」という課題が出たときのこと。


わたしが選んだのはマリー・ローランサンの作品で、雪のように白い肌の女性がモチーフになった作品が多く、その白は作品によって微妙に違っています。


その「白」が何度塗り重ねても表現できず、何日も何日も女性の肌だけを塗っていました。

結局その作品は完成させられないまま卒業式を迎えました。


未だに忘れられないくらい心に残っていて、色をつくることの難しさを実感させられた出来事でした。


最近、理想に近い色が作れることが多くなり、こっそり拳を握りながら絵を描いています。

あの時は悔しかったけど、色をつくる楽しさを感じられて幸せだなぁと思う今日この頃です。



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